BIRDMAN 久野勇人/アイデアを形にするために、クリエイターとして僕がすることすべきこと。後編

 

▶︎BIRDMAN 久野勇人/アイデアを形にするために、クリエイターとして僕がやることすべきこと。前編はこちら

 

ARフィルターを通して、個人の活動の場を広げた1年

 

-久野さんは、個人でも色々な活動をされていると聞きました。インスタグラムのARフィルターはいつから作られているんですか?

久野:実はここ2年くらい、会社から帰ってきたら1回仮眠して、夜中に起きてそこから自分の好きなことをやる時間を設ける、という生活を続けています。その時間の中で、1年くらい前から、Instagramのフィルターを作り始めました。

 

-それで最近Facebookから声がかかって、インドの大会に出場したとか…

久野:去年の12月なので、3ヶ月前の話ですね。Instagramの親会社であるFacebookから声がかかり、アジアのクリエイターを集めたARハッカソンに招待していただきました。Facebookとしても、ARフィルターの機能を盛り上げていきたいという狙いがあるようで、そのイベントにはアジアで活動しているクリエイターの1人として呼んでいただき、結果チームで準優勝することができました。

  

-準優勝!すごいですね。全部で何人くらい集まったんですか?

久野:全部で100人くらいですね。日本人は少なくて、5人くらいしかいませんでした。

 

-アジアで100人、日本人で5人の中に選ばれたんですね。ARフィルターは私にとっても身近なものですし、これからさらに盛り上がっていきそうですね!

 

左から、漫画フィルター、レントゲンフィルター、ライティングフィルター Instagram:@kuno.fell.asleep

 

-久野さん自身が、チュッパチャプスのポスターにもなっていましたよね!原宿駅構内に大きく貼られていたと思うのですが、あれはどのような経緯で声がかかったのでしょうか?

久野:あれは、チュッパチャプスのブランドメッセージである「FOREVER FUN」を体現している人たちとコラボレーションすることで、“2020年チュッパチャプスは様々な領域で面白いアクティビティを展開していきます”というプロジェクトなのですが、その中でARフィルターの施策があり、まず最初に、クリエイターとしてコラボレーションさせていただくお話がきたんです。

 

-なるほど。最初はクリエイターとして「フィルターを作る」というお話だったんですね。

久野:はい。ただ、そのプロジェクト自体がアーティストとのコラボレーションを全面に押し出すような企画だったので、結果として、ポスターに載ることもできてしまいました。

 

 

-自分自身が表に出たことで、何か新しい発見はありましたか?

久野:初めての経験だったのですごくワクワクしました!こんなふうに貼って貰えたのはやっぱり嬉しいですね。これを起点に、個人での活動の幅も広げていけたら嬉しいです。

 

好きで、楽しくて、夢中になれる案件だからこそ、いい作品にしたいと思える。

 

-久野さんが仕事をする上で、大切にしている考えはありますか?

久野:自分がどのような姿勢で案件に取り組んでいるかというと…、シンプルに「案件が楽しいから良い作品にしたい」と思えるだけかもしれないです。好きなことをやっている時間の感覚というか。

 

-単純に、好きで、楽しくて、夢中になってやっている、という感じなのでしょうか?

久野:はい、そうですね。その「楽しい」の部分で話すと、BIRDMANの制度で1つ良いなと思う制度があるんです。新しい案件が来た時に、職種関係なく「こういう案件が来たのですが、参加したい人はいますか?」ってまず募集をかけるんですよ。自分で手を挙げることができるので、自分の興味のある案件に優先的にアサインしてもらえるんです。

 

-興味があって、ワクワクできて、ずっと楽しく取り組めるような案件に、優先的にアサインしてもらえる環境なのは良いですね。

久野:逆に、自分はあまり興味がないと思った案件でも、面白いと思って手を挙げる別の人がいるので、皆それぞれ自分の興味があるものを、バランスよく担当できている気がします。自分の場合は、特にARとかアプリに興味があるのですが、他のメンバーからすると、“地味”って思われてる気もするし(笑) 

  

 

グループの力で、新しい「広告」を生み出したい

 

-久野さんにとってこの仕事の魅力はなんですか?

久野:どの立場であっても、自分で考えて仕事ができるところです。新人であっても、ただ言われた仕事をやるのではなく、自分で考えて、自分がやりたいように仕事ができる場合が多い。同年代の人たちと比較しても、このような仕事の仕方ができるのは珍しいと思います。

 

-今後やってみたいことはありますか?

久野:個人レベルの話であれば、やってみたいと思ったタイミングで、すぐに行動に移しています。例えば「この技術を触ってみたい」と思ったら、それこそ仕事から帰って仮眠したあと夜中に起きて、自分の時間の中で挑戦するようにしてます。なので「やりたいけれどやってない」というものはあまりないですね。

 

-そう言い切れるのはかっこいいですね。それではBIRDMANとしてやってみたいことはありますか?

久野:BIRDMANとしてやりたいことは、SIXPAD STATIONのようなプロダクト開発の仕事ですね。「広告ではなく、広告される商品そのものの開発から関わりたい」と、代表の築地も何かのインタビューで言っていましたが、同意見です。デジタルプロダクションとして、自分たちのスキルやノウハウを活かし、世界を驚かせる自信もあります。そんな仕事がどんどん増えていったら嬉しいですね。

 

-最後にエードットグループとして、やりたいことはありますか?

久野:BIRDMANは、言ってしまえば、企画や制作以外があまり得意ではありません。営業の人はいないし、広報担当が入ったのも最近のことです。個人として、SNSなどで外向きの発信力を持つ人も少ないです。ただ、今後はエードットグループとして、お互いにいい影響を与えながら、一緒に成長をしていく…僕はそんなイメージを持っています。「エードット」と聞いて、誰もがピンとくるような集団にできるよう、自分にできることをやっていきたいです。

-素敵ですね。今後も久野さんの活躍に期待しています。ありがとうございました!

 

BIRDMAN宛てのお問い合わせも、エードットの窓口から承っております。お困りの際には是非お気軽にお問い合わせくださいませ!

エードットグループへのお仕事や採用のお問い合わせはこちら!
株式会社エードット
TEL:03-6865-1323
FAX:03-6865-1325
Email:info-pr@a-dot.co.jp
オンラインお問い合わせ窓口はこちら