【売れるデザイン、魅せるデジタル vol.3】GO、adot―世間を賑わす2社がコーポレートサイト制作を託したデジタルデザインスタジオ 「BIRDMAN」のクラフトマンシップとは 後編

 

※この記事は「GO、adot―世間を賑わす2社がコーポレートサイト制作を託したデジタルデザインスタジオ 「BIRDMAN」のクラフトマンシップとは」 の後編です。前編はこちら

 

あらゆる企業と社会の変化と挑戦にコミットすることをミッションに掲げ、漫画「左ききのエレン」とコラボしたJINSの広告やベンチャーキャピタル事業への進出など、話題に事欠かないThe Breakthrough Company GO。そして、「ありきたりの広告ではなく、社会を驚かす「挑戦」をつくる。前例ある仕事ではなく、先例となる「冒険」をつくる。」 事業プロデュースカンパニーadot(エードット)

数々のクリエイティブコミュニケーションで近年広告業界を賑わせる2社には、意外な共通点がある。1つ目は、最近コーポレートサイトをリニューアルしたということ。2つ目は、その制作をデジタルデザインスタジオ「BIRDMAN」に託したということだ。

会社の顔ともいえるコーポレートサイト。2社ともクライアントから実力を問われる企業なだけに、クリエイティブ表現にかける想いは強い。

そんな2社があまたあるWeb制作を生業にする会社から、なぜBIRDMANを選んだのか。両社のサイト制作を担当したディレクター・佐藤慧アートディレクター・星川淳哉に取材すると、この疑問に対する答えのヒントが見えてきた。

 

実現すべきコンテンツを100%理解した上で、デザインと合わせて120%のゴールを目指す

 

-情報整理やワイヤーフレームをつくる、コツがあればおしえてください。

星川「一番大事にしなきゃいけないのは、例えば自分のお母さんがちゃんと分かりやすく見れるかっていう(笑)。誰もがちゃんと正しく情報を受け取れる。突き詰めていっても、初心は結構そういうところにあります。いかにテクニカルにイケてるデザインを作っても、伝わらないと全く意味がない。そこはやっぱりすごく大事にしなきゃいけない。

これってポスターとかグラフィックを作るときも同じで、見てる人の目、目線の順番をちゃんとデザインしていくっていうのが大事なんですよ。コミュニケーションの順番をデザインしていくっていう視点に立つと、何の要素を立たせて、何を控えめにしていくか、それで要素の主従が決まっていく。『じゃあこのボタンはここにあった方がイイよね』とか『これはページの最後の方が適切だね』とか、そういう風に決まっていきます。こういうプロセスの積み重ねがワイヤーフレームを設計するということなので、まずは実現すべきコンテンツを100%理解した上で、着地点のゴールはデザインと合わせて120%を目指すことを心がけています。」

 

 

期待を膨らますUXで、“Topページで会社のプレゼンテーションが出来る”コーポレートサイトを。

 

adotのコーポレートサイトに込めたこだわりはなんですか?

星川「そうですね。旧サイトはビジョンをしっかり語ってはいるけど、具体的に何が出来る会社なのかがきちんと伝わっていなかった。BIRDMANがジョインしたことで出来ることが増えたこともあり、改めてエードットグループ全体で何が実現出来るのかをきちんとプレゼンテーション出来るWebサイトを作ろう、ということでプロジェクトが発足しました。」

 

エードットのコーポレートサイトトップページ(https://www.a-dot.co.jp/)。これまでエードットグループ各社が制作したクリエイティブコミュニケーションが演出に使われている。

 

星川「もっとも大事にしたのは、Topページを見るだけで、きちんと会社のプレゼンテーションが出来ること。と同時に、きちんと今という時代を捉えながら、見てくれた人に少しでも可能性を感じてもらえ、想像や期待を膨らませられるようなUX(ユーザーエクスペリエンス)を心がけて設計しています。

エードットは、プロデュースカンパニーとしてクリエイティブを売りにしていく会社です。コーポレートサイトというものは、誰が見てもその会社に期待感を持ってくれるような、そういう空気感みたいなものも含めて表現出来ているサイトであるべきですよね。日本において、コーポレートサイト全般に言えることですが、特に上場企業のWebサイトは静的なものが多いのも事実です。そんな中で、僕らはエッジの効いた最先端のWebサイトを制作し続けて来た自負があるので、そのエッセンスを上手く融合し、演出含めサイト体験全体として効果的にプレゼンテーションできるコーポレートサイトを目指しました。ワイヤーフレーム設計とは別に、デザインや演出についても時間をかけて様々なパターンをスタディしました。」

 

 

GOとadot、両社のサイトへの反響はいかがでしたか。

佐藤「GOに関していうと、めちゃくちゃかっこいいです!というありがたいお言葉を三浦さんから直接いただいて、その後Twitter検索して褒められてるのを見てニヤニヤしてました(笑)」

星川「『めちゃくちゃヌルヌル動いてるー!』とかTwitterで流れてましたね(笑)。adotサイトに関しても、社内の評判もすごく良く、社外の方からもこういうサイトを作りたいというお声も戴いたりしているので、今回のサイトリニューアルで、Webサイトの役割として一つの大きな目的を達成出来たように思います。」

 

チャレンジあるシナジーは信頼関係の元に生まれる。ニューノーマルの世界で、僕たちBIRDMANができること。

 

-今後チャレンジしてみたいことがあれば教えてください。

星川「僕らの仕事って発注側と受注側っていう構造ではあるんですけど、素敵な仕事が出来る時って、きちんとパートナーとして一緒に同じ目的に向かって歩んで行けるような、そういう関係性が築けている時なんですよね。GOとエードットのコーポレートサイト制作も、お互いの信頼の上で成り立っているという感覚があります。信頼してもらうことで、僕らが持っている知見を自信を持って提案出来て、その提案内容に対しても信頼してもらうことで、さらにそこにシナジーが発生して良いものが出来ていく。誰がやってもそうなるよねみたいな普通のものは僕らは作らない。チャレンジのあるシナジーは、お互いの信頼の元でしか生まれないと思ってます。そういった信頼関係が築けるようなクライアントと同じゴールを目指すパートナーとして、今後も一緒に仕事が出来ると素敵だなと思います。」

 

 

佐藤「やっぱり僕らも新しい事にチャレンジしていきたいと思っているので、こういう事をしてみたい、チャレンジしてみたい、メイクアドベンチャー、一緒に冒険してくれるクライアントさんとやれるとうれしいですよね。僕らだけじゃ、アイデアを実現する体力が足りない。これだったら面白いから一緒にやりましょうと、パートナーとして面白いことにチャレンジしてくれる方がいらっしゃると、もっと良いものが作れるんじゃないかなと思います」

 

星川「Web制作みたいな観点でいうと、日本のキャンペーン以外のサイトって意外とあんまり進化してなくて、結構古いままデザインテンプレートがストップしているんです。

これからの時代、コロナの影響も大いにあると思います。次のニューノーマルの世界では、オンラインにおけるプレゼンテーションがとても重要になってくると思います。そのときに、各企業が持っている素敵な側面をきちんとプレゼンテーション出来ていない、伝えきれていないことって損ですよね。すでに持っている魅力あるポテンシャルを、最大限にプレゼンテーションするお手伝いが出来れば、もっと “ステキ”で溢れた世の中になって行くんじゃないかなと思ってます。」

インタビュアー:山崎隆史、ライター:長井美賀

 

(左)アートディレクター 星川淳哉 (右)ディレクター 佐藤慧

 

2019年秋、BIRDMANはエードットグループへジョインいたしました。

The Breakthrough Company GO や「Cross-border Creation.」を掲げるエードットのように、自社の魅力をコーポレートサイトという“会社の顔”に昇華させたい方もちろん、それ以外で何かお困りの方も。私たちエードットグループにぜひお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡をお待ちしております。

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