プロモーションとは?広告と何が違うの?
プロモーションとは「直接、商品やサービスの購買促進を行う活動」のことです。企業と消費者・ユーザー間で行われるコミュニケーション全般を指しています。
そして、広告とは「メディア媒体を通じて、間接的に購買促進を行う活動」のことです。メディア媒体とは、テレビやラジオ、雑誌、新聞などのマスメディア、WebサイトやSNSプラットフォームなどがメディア媒体にあたります。
そのため、プロモーションと広告の違いは、消費者やユーザーに対して、商品やサービスの購買促進を直接行うのか、もしくはメディア媒体を通して、間接的に購買促進を行うのかの違いがあります。
株式会社スタルジーが行なったブランディングやマーケティングに関する調査では、初めて買う商品の価格が同程度だった場合、CMなどでよく見る認知度の高い商品か、全く知らない商品どちらを購入しますかという質問に対して「CMなどでよく見る認知度の高い商品」と答えた方が92%いました。プロモーションは当然費用がかかるものですが、消費者の初めての商品購入の際にはとても重要な要素となることが分かります。
プロモーション広告はどのように掲載・宣伝するの?
プロモーション広告の掲載・宣伝方法は、テレビやインターネットなどのメディア媒体を持つ企業に依頼することで、プロモーション広告を掲載・宣伝ができます。
テレビでプロモーション広告を行いたい場合は、CMの放送枠を獲得しなければならないため、時間がかかり大きなコストも必要でしょう。
しかし、GoogleやYahoo!などの検索エンジン、FacebookやTwitterなどのSNSプラットフォームであれば、専用のツールを使うだけで簡単にプロモーション広告の掲載・宣伝が可能です。
このようにメディア媒体によっては、手軽さやコストに大きな違いがありますので、事前に確認する必要があります。
プロモーション広告の制作費用の相場は?
続いて、プロモーション広告の制作費用の相場をご紹介します。プロモーション広告では主に動画制作や映像制作が必要になります。
プロモーション広告に動画や映像を用いる場合の費用の相場は「50万〜500万」程度です。
テレビCMを制作する場合は、キャスティングや撮影場所などの料金にバラつきがありますので、1,000万円以上の制作費用がかかる場合があります。
さらに、プロモーション広告の制作費用の内訳は以下の表をご覧ください。
項目 | 料金 |
構成や台本の作成費用 | 10〜50万円 |
プロデューサー費用 | 10〜20万円 |
ディレクター費用 | 10〜50万円 |
撮影費用 | 10〜数百万円 |
機材費用 | 10〜50万円 |
ロケーションコーディネート費用 | 5万〜20万 |
キャスティング費用 | 5万〜数百万 |
撮影場所に係る費用 | 5万〜50万 |
移動・出張交通費に係る費用 | 10万〜100万 |
グラフィック費用 | 10〜数百万円 |
音響効果・ナレーション費用 | 10〜50万円 |
動画編集費用 | 10〜50万円 |
このようにプロモーション広告は実際の制作費用だけではなく、動画や映像を制作するに伴い、様々な費用がかかります。
プロモーション広告の効果とは?メリット・デメリットも合わせて紹介
プロモーション広告には「認知度の向上」と「消費者の購買意欲の向上」の大きく2つの効果が得られます。
プロモーション広告に用いられる媒体は様々あり、メリット・デメリットはそれぞれ異なります。
そこで、3つの広告掲載についてご紹介します。
デジタル広告
デジタル広告とは、インターネット上に掲載する広告のことです。Webサイトやアプリケーション、GoogleやYahoo!などの検索エンジンなどが挙げられます。
デジタル広告のメリットは、少ない費用でも広告配信ができることです。
他のプロモーション広告では数十万〜数百万円ほどの費用が必要ですが、デジタル広告では数万円から広告配信が可能です。
そして、デジタル広告のデメリットは、専門知識や仕組みを理解しなければ最適化が難しいことです。
デジタル広告では登録するだけで簡単に活用できるツールが多いですが、最適化するためにはさらに専門知識や仕組みを理解する必要性があります。
マス広告
マス広告とは、テレビや新聞、ラジオなどのマスメディアを活用した広告のことです。
マスとは「大衆」という意味が含まれており、多くのユーザーにリーチできることが特徴的な広告です。
そのため、マス広告のメリットは認知度向上であるといえます。
反対にマス広告のデメリットは、細かいターゲティングができないことです。
多くの幅広い顧客層へリーチできることはメリットですが、子供向けやシニア向けなどの特定の層にアプローチしたい場合には、マス広告は不向きになります。
セールスプロモーション広告
セールスプロモーション広告とは、商品やサービスの販売促進を目的とした手法の一つです。
具体的には、ダイレクトメールや折込チラシ、交通広告などが挙げられます。
セールスプロモーション広告のメリットは、反復性が高いことです。
反復性とは、一定期間で何度も目に入ることを指します。
例えば、折込チラシの場合は手元に残り、交通広告では電車の移動時間で何度も目に入るため反復性が高いといえます。
消費者やユーザーの目に繰り返し映ることで印象や記憶に残りやすくなります。
セールスプロモーション広告のデメリットは、直接購買に結びついたのか効果測定が難しいことが挙げられます。
折込チラシを持ち運ぶ人は少ないですし、交通広告をみたとわざわざ伝えてくれる方はいません。そのため、直接購買に結びついたのか効果測定が難しいことが分かります。
プロモーション広告の具体的な成功例を紹介
続いて、プロモーション広告の具体的な成功例を3つご紹介します。
1つ目のプロモーション広告の具体的な成功例は「日本コカ・コーラ株式会社」です。
コカ・コーラは、「Share a Coke」というキャンペーンを展開しました。同社は、ペットボトルや缶に、一般的な名前を印刷し、人々が自分の名前や友人の名前を見つけられるようにしました。このキャンペーンは大きな話題を呼び、ソーシャルメディアでも大きな反響を呼びました。このキャンペーンにより、コカ・コーラの売上は増加し、ブランド知名度も高まりました。
2つ目のプロモーション広告の具体的な成功例は「任天堂株式会社のNintendo Switch」です。
任天堂株式会社では、Nintendo Switchの前に発売したWiiUがあまり上手く販売台数が伸びなかった反省を活かして、「家族で楽しめる」というメッセージを訴求しました。
市場のニーズとして、自宅と外出時でも楽しめて、複数人で楽しめるゲームというコンセプトを打ち出し、子供から大人まで多くの人たちを魅了するゲーム機になりました。
3つ目のプロモーション広告の具体的な成功例は「株式会社ニトリ」です。
株式会社ニトリでは、従来は手動で行っていた広告入札をAIで自動化し、工数削減まで実現しました。
さらに、ニトリの製品をただ売るだけのプロモーション広告ではなく、ニトリの製品を使うことで生活が豊かになるというメッセージを伝えました。
結果として、手動で広告入札をしていた場合と比較して来店客数は36%も向上しています。
プロモーション広告の制作依頼先におすすめな広告代理店
最後にプロモーション広告制作の依頼先におすすめな広告代理店として、本記事を執筆している株式会社Birdman(バードマン)の紹介をさせてください。
Birdmanでは、Cannes Lions、One Show、CLIO Awardsを始め国内外400件以上の広告、デザインアワードの受賞実績があります。
国内で有名な実績としては、LOTTE Co., Ltd.のキシリトールガムを中心としたキシリトール製品のプロモーション・ブランディングのために実施した「謎の生きもの水族館」やオイシックス・ラ・大地株式会社の食品宅配サービスOisix(オイシックス)と人気アニメクレヨンしんちゃんがコラボした交通広告を埼玉県の春日部駅に出稿した事例などがあります。
その他にもプロモーション広告の制作実績が豊富ですので、ぜひ無料でご相談ください。
Birdmanのプロジェクト事例やクリエイターインタビューなど、紹介します。