そもそもブランディングとコンサルティングとは何が違うの?
ブランディングとは、他の企業やサービスと差別化するためのマーケティング手法です。ブランドロゴやキャッチコピー、カラーなどの要素で形成されています。
具体的には、企業やサービスのブランドアイデンティティと顧客やユーザーが持つブランドイメージを一致させる取り組みを指します。実際に、株式会社スタルジーが行なったブランディングやマーケティングに関する調査では、「類似商品よりも高価格であるにも関わらず、ブランドのロゴやパッケージ、世界観に惹かれてその商品を購入したことがありますか」という質問に対して「はい」と答えた方は49%いました。つまり、価格だけではなくブランディング全般を見た上で消費者は購入を決めることが分かります。
そして、コンサルティングとは、企業の経営などの課題解決を行うための企画や解決策の提示をすることです。
具体的なクライアントの課題を明確にし、事業成長のための戦略策定や問題解決を行います。
そのため、ブランディングとはマーケティング手法の一つであり、コンサルティングとは企業の経営課題を解決するための手法といった違いがあります。
コンサルティング会社に企業のブランディング戦略を依頼する場合の料金相場
コンサルティング会社に企業のブランディング戦略を依頼する場合の料金相場をご紹介します。
コンサルティング会社ごとに依頼料金に差がありますが、一般的には下限は数百万で、上限は依頼主の企業の規模によっては数千万円や数億といったことも考えられます。
これらの金額はコンサルティング会社に企業のブランディング戦略を丸っと依頼する場合の合計金額になり、ブランディング戦略の策定、コピーライティング、ロゴ製作などいくつかの内訳に分類されます。
ロゴやコピーライティングなどの制作を中心に依頼する場合の料金相場は「100万~500万円」、ブランディング戦略の企画や構築、浸透までを依頼する場合の料金相場は「300万〜1,000万円」、ブランディング戦略に取り組む前に大規模な調査やプロモーションまで行う場合の料金相場は「500万〜2,000万円」など、どの工程を依頼するかによって料金相場は大きく異なります。
これほどコンサルティング会社に企業のブランディング戦略を依頼する場合の料金相場に大きな差が生まれるのには理由があります。
それは、依頼内容の曖昧さが影響しています。コンサルティング会社に企業のブランディング戦略を依頼する場合、細かく依頼内容が決まっているケースはほとんどありません。
「ブランドイメージを変えたい」「ブランディングをマーケットに浸透させたい」など、抽象度の高い依頼になってしまうため、このようにコンサルティング会社に企業のブランディング戦略を依頼する場合の料金相場に差ができてしまうのです。
ブランディング戦略のコンサルティングを依頼する会社を選ぶ際に比較すべきポイント
ブランディング戦略のコンサルティングを依頼する会社を選ぶ際に比較すべきポイントを3つご紹介します。
1つ目のブランディング戦略のコンサルティングを依頼する会社を選ぶ際に比較すべきポイントは「実績」です。
ブランディング戦略に関する実績が豊富なコンサルティング企業であることは前提に、自社の業態や企業規模などの近しい実績があることが重要なポイントです。
従業員数が1,000名以上の企業に対するブランディング実績が豊富であったとしても、自社の従業員数が100名であれば、ブランディング戦略も大きく変わってしまいます。
そのため、自社の業態や企業規模などの近しい実績を持つコンサルティング会社が良いでしょう。
2つ目のブランディング戦略のコンサルティングを依頼する会社を選ぶ際に比較すべきポイントは「得意領域」です。
ブランディング戦略にもいくつかのプロセスがあります。ブランディング戦略の構築を依頼したいのか、ロゴやコピーなどの制作を依頼したいのかなどのプロセスによって、コンサルティング会社も得意な領域があります。
サイトやロゴなどのWeb領域を得意とするコンサルティング会社にブランディング戦略の構築などの全体設計を依頼しても、求めるクオリティを提出してもらえるか分かりません。
そのため、コンサルティング会社の得意な領域でブランディング戦略を依頼するのが良いでしょう。
3つ目のブランディング戦略のコンサルティングを依頼する会社を選ぶ際に比較すべきポイントは「サポート体制」です。
ブランディング戦略を進めるにあたって、コンサルティング会社がどこまでサポートしてもらえるのかは重要です。
専任のサポート担当がついているのか、どのようなチーム体制でブランディングを行うのかなど、丁寧に協力しながら進めてもらえるコンサルティング会社を選びましょう。
個人やフリーランスにブランディング戦略のコンサルティングを頼む場合の相場や注意点
個人やフリーランスにブランディング戦略のコンサルティングを頼む場合の相場や注意点にはいくつかのポイントがあります。
まずは、個人やフリーランスにブランディング戦略のコンサルティングを頼む場合の相場からご紹介します。
個人やフリーランスにブランディング戦略のコンサルティングを頼む場合の相場は、コンサルティング会社に依頼する場合と比較して3分の1〜5分の1くらいの料金になるでしょう。
考え方としては、どのくらいの人件費がかかるのかを想像してみるとわかりやすいです。
個人やフリーランスにブランディング戦略のコンサルティングを行う場合は、主に一人で担当することになります。
しかし、コンサルティング会社に企業のブランディング戦略を依頼した場合は、複数メンバーのチームで動くことが多いため、その分の人件費がかかってしまいます。
続いて、個人やフリーランスにブランディング戦略のコンサルティングを頼む場合の注意点を解説します。
個人やフリーランスにブランディング戦略のコンサルティングを頼む場合の注意点には「規模の大きな案件は時間がかかる」「継続できない可能性がある」「情報漏洩のリスクがある」「クオリティの担保ができない」などの理由が挙げられます。
個人やフリーランスに依頼することは、やはり会社よりも信頼性に欠けてしまいます。
そのため、ブランディング戦略のコンサルティングを依頼したい場合は企業に依頼することをおすすめします。
ブランディング戦略のコンサルティングを得意とする会社は?大手や人気企業も紹介
ブランディング戦略のコンサルティングを得意とする会社を大手から人気企業まで4社を紹介します。
1社目のブランディング戦略のコンサルティングを得意とする会社は「株式会社電通」です。
株式会社電通とは、新卒の就職先としても絶大な人気を誇る大手総合広告代理店になります。
優秀な人材が集まるため、ブランディング戦略を依頼した場合のクオリティの高さが期待できます。
2社目のブランディング戦略のコンサルティングを得意とする会社は「株式会社博報堂」です。
株式会社博報堂は、電通と同じく日本の2大広告代理店として知名度の高い企業になります。
特にデジタルとクリエイティブ領域に強みを持っていることが特徴的です。
3社目のブランディング戦略のコンサルティングを得意とする会社は「株式会社ADKホールディングス」です。
株式会社ADKホールディングスとは、旭通信社と第一企画が合併して発足した企業です。
ライセンス(IP)に強みを持っており、世界的にも有名なキャラクターを利用できる版権を持っています。
4社目のブランディング戦略のコンサルティングを得意とする会社は本記事を執筆している「株式会社Birdman(バードマン)」です。
Birdmanは、Cannes Lions、One Show、CLIO Awardsなどの国内外400件以上の広告、デザインアワードの受賞実績があります。
2019年に東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に上場しています。
ブランディング戦略の策定、実行はBirdmanにお任せください
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Birdmanでは、Googleの「trees for everyone by Android」という六本木ヒルズのイルミネーション企画のブランディングを担当した実績があります。
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様々な形や色が異なる600台のAndroid搭載スマートフォンを用いて、人種、性別、年齢、職業、趣味などの違いが関係なく、人と人がつながることの素晴らしさを光と音と映像で表現した事例です。
他にも、三菱商事ファッション株式会社の次世代型サステナブルD2Cプロジェクト「NAGIE(凪へ)、株式会社メルカリの「メルカリポスト+」、TBSラジオのAudioMovieなどのブランディングも手がけています。
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