ブランディング広告とは?効果測定指標や事例、レスポンス広告との違いも解説!

ブランディング広告とは?レスポンス広告の違いについても解説!

ブランディング広告とは、言葉の通り「ブランディングの目的を達成するための広告」です。

一般的な問い合わせ獲得やコンバージョン獲得のような「リード獲得」を目的とした広告ではなく、企業やプロダクトの認知度やブランドイメージを向上させるための広告になります。

ブランディング広告と合わせてよく使われる言葉に「レスポンス広告」という広告があります。

上記のようにユーザーなどからアクションを求める「リード獲得」を目的とした広告をレスポンス広告と呼び、ブランディングとは異なる目的を持っています。

ブランディング広告の種類にはどのようなものがある?

ブランディング広告には、主に3つの種類があります。

  • マス広告
  • ディスプレイ広告
  • デジタル音声広告

それぞれを詳しく解説していきたいと思います。

マス広告

マス広告とは、「新聞」「テレビ」「雑誌」「ラジオ」といった大勢を対象とした広告を指します。

web広告よりも多くのユーザーや消費者にリーチしやすいことが特徴です。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、インターネット上に表示される「画像」や「動画」広告を指します。

セグメントを分けたうえで、自社がターゲットとするユーザーや消費者のみに絞った広告を出稿できることが特徴です。

デジタル音声広告

近年、注目を浴びているのが「デジタル音声広告」です。主にラジオやインターネットラジオなどで流れる音声を使った広告を指します。

最近では地上波のラジオ番組だけではなく、Spotifyのようなストリーミングサービスの音楽配信メディアやradikoのようなインターネットでラジオが聞けるPodcastなどが普及したことで「デジタル音声広告」の市場が拡大しています。


ブランディング広告のメリット・デメリット

続いて、ブランディング広告のメリット・デメリットを解説していきます。

まずは、ブランディング広告のメリットです。

ブランディング広告のメリットには「認知度の向上」「集客の効率化」「リピーターの獲得」があります。ただのプロダクト紹介に限らず、ブランドイメージを向上させるために広告を出すため認知度が向上します。

また、これまで企業の商品やサービスを知らなかったユーザーが広告を目にする機会が増え、市場での存在感やポジショニングが強まるため集客が効率化されます。

さらに、ブランディングが確立していくことで商品やサービスのファンが増えていきます。ファンには商品やサービスを継続的に利用してもらえることでリピーターの獲得に繋がります。

続いて、ブランディング広告のデメリットを解説します。

ブランディング広告のデメリットは「成果が出るまで時間がかかる」「自社だけで完結しない可能性がある」ことが挙げられます。

冒頭で解説したレスポンス広告のように、売上に直結するためのリード獲得を目的としていないため「成果が出るまでに時間がかかる」ことがデメリットです。

加えて、ブランディングを自社だけで取り組むことは難しく、いくら莫大な追加投資をしても理想の成果には繋がらない可能性があります。

その場合は、専門企業にサポートしてもらう必要性がありますので、時間やコストは多めに想定しておくことが重要です。

ブランディング広告の手法〜KPI設定から効果測定方法まで解説〜

次にブランディング広告の手法を解説していきます。

ブランディング広告を実施することが決定したら、まずは「KPI設定」を行いましょう。

その後にブランディング広告の効果測定方法をご紹介します。

KPI設定

KPI設定とは「Key Performance Indicator」の略した言葉で「重要業績評価指標」のことを指します。

企業が掲げている目標を達成するための中間目標という位置付けになり、目標達成までに必要なプロセスがしっかりと行われているのか知るための数値です。

具体的には、営業担当の場合「商談数」や「提案金額」などの売上目標を達成するための中間目標になります。

そして「ブランディングではどのような指標をKPIに設定すればいいのか」と言いますと「リーチ数」や「サイトへのアクセス数」がおすすめです。

ブランディング広告の目的は「認知度の向上」です。広告を見たことがあるユーザーが増えたり、サイトへのアクセス数が増えているということは、企業やプロダクトの認知度が向上していることになります。

ブランディング広告の効果測定方法

ブランディングの効果測定方法は「ブランドリフト」と「サーチリフト」の2つの種類があります。

ブランドリフトとは「アンケートによる調査方法」、サーチリフトとは「オーガニック検索のデータによる調査方法」です。

ブランドリフトには2種類の調査手法があり「インバナーサーベイ」と「リードバナーアンケート」と呼ばれています。

インバナーサーベイでは、ブランディング広告に直接接点を持ったユーザーと持っていないユーザーを比較できるディスプレイ広告による効果測定方法です。

ディスプレイ広告内で回答ができるため、回答完了率が高いことが特徴になります。

リードバナーアンケートとは、インバナーサーベイと同じくディスプレイ広告による効果測定方法ですが、アンケートの動線が表示されるものになります。

ユーザーはディスプレイ広告をクリックした後にアンケートに回答しなければならないため、インバナーサーベイよりも回答率が低い傾向がでます。

しかし、リードバナーアンケートにもメリットはあります。ユーザーは手間があってもアンケートに回答する意志があるため、回答の精度が高くなることです。

このようにブランドリフトの2種類の調査方法である「インバナーサーベイ」と「リードバナーアンケート」にはそれぞれメリットがありますので、目的に応じて使い分けることができます。

続いて、サーチリフトについて解説します。

サーチリフトとは、オーガニック検索で対象キーワードの検索数がどのくらい上がっているのか測定する方法です。

ブランディング広告による影響でブランド名などの指定したキーワードがどのくらい検索されているのか測定し、ユーザーの検索行動の変化が分かります。

効果的なブランディング広告を作るためのコツや注意点を解説!

まずは、効果的なブランディング広告を作るためのコツからお伝えします。

効果的なブランディング広告を作るためのコツは「ペルソナ設定」と「媒体選び」です。

ペルソナ設定についてですが、自社の製品やサービスを利用してもらうターゲットを具体的にイメージしておく必要性があります。

ペルソナ設定をしていないことでターゲットがぶれてしまい、ブランディング広告の精度が低くなり、せっかく投資した予算の費用対効果も下がります。

また、媒体選びも重要です。媒体によって利用している年齢や性別などが異なります。ペルソナ設定した具体的なイメージに最適な媒体を選択する必要があります。

続いて、効果的なブランディング広告を作るためのポイントは「レスポンス広告と切り分ける」ことです。

冒頭でお伝えした通り、ブランディング広告とレスポンス広告は目的が違います。多くのユーザーや消費者にリーチすることを目的としているのに、レスポンス広告を実施しても想定の成果が上がりません。

悩んでる方必見!ブランディング広告の成功事例や支援企業を紹介!

最後にブランディング広告の成功事例をご紹介します。

株式会社ミクシィのコーポレートブランドをリニューアルした事例です。

従来の「ミクシィ=SNS mixiを提供する会社」という世の中のイメージから「ミクシィ=心もつなぐ様々なサービスを展開している会社」へとアップデートするために、動画を使ったブランディング広告を実施しました。

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ブランディングの効果を高めるためには、ブランディングを成功させた実績豊富なサポート企業の力も必要な場合があります。

「ブランディング広告を実施したいけれど不安」「ブランディング広告は何から始めればいいのかわからない」など、課題やお悩みがある方は、まずはブランディングのサポート企業にご相談してみることをおすすめします。