ブランディングの費用・料金相場とは?業者選びのポイントを解説!

ブランディングって何?ブランディングの流れをチェック!

ブランディングとは、ステークホルダー(顧客・取引先・株主・社員・社会)に対して、「その企業特有のもの」という認識を定着させ、他社と差別化することです。実際に着手する際は「環境分析→コンセプト構築・設定→ブランディングの実施→検証・効果測定」という流れで進めていきます。全体を通して「消費者や顧客の視点に立つこと」が成功のポイントとなり、コンセプトやPRの手法まで一貫性のあるブランディングを行えるように注意しましょう。

ブランディングに必要な費用や相場・料金体系とは~ロゴ・ホームページ・チラシなど~

続いて、ブランディングに必要な費用や料金面を具体的に見ていきましょう。

コーポレートやサービスのメッセージ、キャッチコピー制作

アウターブランディングとインナーブランディングの両方に関わる、コーポレートやサービスのメッセージ、キャッチコピーの制作はコンサルティングの要素が多くなる分野です。ステークホルダーに向けての情報発信として重要な役割を担います。コンセプトを顕在化し「伝えたいこと」を文字に落とし込みます。費用は数百万円ほどが相場です。

ロゴ制作

ブランディングの中でも軸となるロゴは、数十万円から数百万円を想定するとよいでしょう。ロゴを制作する際には、コンセプトの言語化を含めて「何をどう伝えるか」を明確にする必要があります。これらにかかるコンサルティング費用や実際に言語化したコンセプトをデザインに落とし込む作業の全てがロゴ制作の費用となります。

ホームページ制作

ページ数やコンテンツ内容により大きく変動しますが、数百万円が相場です。規模によっては、数千万円になることもあります。ホームページは、製品やサービスのブランディングに留まらず、企業理念やトップメッセージなどの伝え方が重要です。それらもホームページ制作の費用に含まれます。また最近ではパソコンよりもスマートフォンといった携帯端末での閲覧割合が大部分を占めるため、デザインを対応(レスポンシブ対応等)させることも依頼に含めると良いでしょう。

パンフレットやチラシ

伝えるイメージに統一感を持たせ周知するという面で、チラシやパンフレットは重要な役割を担います。制作の際にも上記のロゴや、デザインに一貫性を持たせる必要があります。通常、ブランディングを刷新したタイミングで全てのチラシやパンフレット、冊子類を更新した方がよいでしょう。種類や冊数にもよりますが、デザインの更新から印刷まで数百万円ほどで実施されるケースが平均値になるかと思います。

名刺

名刺もブランディングにおいて有効なツールの一つです。名刺情報は対面時の最初の話題になりやすく、どのようなコンセプトの基に取り組みを行っているのかを伝えやすいでしょう。費用面では昨今、名刺の印刷価格は落ち着きを見せていますので、リデザインと印刷などで数十万円から百万円ほどを想定します。チラシやパンフレットと同じく印刷枚数や社員数によって大きく変動します。なお、デザインによりこだわる場合はデザイン費だけで数百万円になることもあります。

会社案内・サービス案内

上述したホームページやパンフレットに含まれるところを除くと、最近では動画を用いた会社案内の場面が多く見られます。ホームページへの掲載から総会などの冒頭での活用が増えています。費用面ではシナリオの作成から撮影、編集などを含めて数百万円ほどの予算を見ておきましょう。

全体的な合計金額

どこまでを実施するかにもよりますが、ご紹介した費用を全て合わせると、最低でも一千万円を超えた金額が平均値となります。全体のコンテンツ内容や数量の変動で、場合によっては数千万円から一億円以上かかることもあります。

ブランディングデザインとは何か、事例や外部に依頼する際の注意点を解説した記事はこちら
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ブランディング費用はなぜ高くなってしまう?安く抑える方法はある?

なぜブランディング費用は高くなってしまうのでしょうか。表面的には成果物が目に見える結果として考えられがちですが、そこに至るまでのコンサルティング内容が重要になるからです。ロゴ一つを取っても、かっこいいからという理由で出来上がっている訳ではありません。ステークホルダーの立場に立ち、何を伝えるべきなのか、市場の分析はどうなのかを踏まえた上でデザインに落とし込まれます。この過程を自社のみで行うことには限界があります。外部へ依頼し第三者の目やプロフェッショナルの意見を取り入れることが重要です。

反対に、自社でコンセプトや軸の部分をどれだけ明確にできるかで、費用を安く抑える方法があります。ゼロから依頼するよりも、自社で決定したコンセプトを基にフリーランスなどを活用してデザインを整えるなどが考えられますが、それでもハードルは高いでしょう。

ブランディングはどこに依頼・見積もりをすべき?~制作会社・広告代理店・コンサルティング会社~

ブランディングを行うには、実際にどのような会社へ依頼するのがよいのでしょうか。制作会社・広告代理店・コンサルティング会社、それぞれの特徴とメリットを見てみましょう。

制作会社

名前の通り制作が事業の中心になるので、自社内に制作部署を持っているケースが多く、制作物の費用が割安な可能性があります。一方で、コンサルティング面を苦手とすることが心配されます。依頼する際にコンセプトが既に出来上がっている場合や、制作のみを依頼する場合に相性が良いでしょう。

広告代理店

広告に関する知見が広く、様々な広告ジャンルで実績が豊富です。ノウハウを付加価値にして制作は外注している場合が多いです。制作会社に比べると割高になる可能性がありますが、多くの経験や実績、CMなどの露出に関するアドバイスまで広範囲にわたって相談できるでしょう。

コンサルティング会社

「何からスタートしたら良いかわからない」という場合には、ゼロから相談に乗ってくれるコンサルティング会社を選ぶと良いでしょう。制作の前段階であるコンセプト作りや、なぜブランディングを行うのかといった根本的な課題の解決から、アウトプットまでを得意としています。会社によって制作物の内製化や外注などの得意範囲が変わる場合があるので、ご依頼の際に質問してみましょう。

ブランディングをコンサルティング会社に依頼する際の費用や会社選びのコツを紹介した記事はこちら
ブランディングの効果を解説した記事はこちら

ブランディングコンサルタントの選び方・依頼精度を高める技を解説!

ご紹介した制作会社・広告代理店・コンサルティング会社の中でも、ゼロから相談をしやすいブランディングコンサルタントの選び方を詳しく見てみましょう。どの業界でも同じように、企業によって得意とする分野が多少なりとも分かれています。選ぶ際の基準として下記の項目を参考にしてみてはいかがでしょうか。

  • 実績例を見て「やりたいこと」とイメージが合うかで選ぶ
  • 企業の大きさで選ぶ
  • 対応可能な範囲で選ぶ
  • 営業担当者と実際に会って選ぶ
  • 地域で選ぶ

依頼する際の精度を高めるには、ゼロから相談するにしても、ある程度は「どんなことを実現したいのか」「解決したい課題は何か」を明確にしておくことがポイントです。それによって依頼する際に大規模なブランディングができる企業規模が必要であったり、地域に特化した特徴を選んだりと、一つの基準ができるでしょう。

本記事ではブランディング費用を中心に解説しました。「どのようなブランディング会社に相談したら良いのだろう」「どのくらいの費用が具体的にかかるのか」など、気になることがありましたらぜひBirdmanにご相談ください!

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