出資先第1号!エードットがD2CでECをアップデートする株式会社SUPER STUDIOに出資を決めた理由

(本記事は、2019年12月25日におこなったインタビューを元に執筆しております。)

先日、株式会社エードットは株式会社SUPER STUDIOへの出資を発表させていただきました。

株式会社SUPER STUDIO : 定期販売向けカートシステム・D2Cコンサルティング・広告運用を手掛けるスタートアップ企業

▼ 登場人物

林紘祐伊達晃洋谷口翔太郎
株式会社SUPER STUDIO 代表取締役。
1987年、大阪府出身。2010年関西大学卒業。Web広告代理店にマーケターとして入社、ECサイトやサービスのグロースを多数担当。入社3年目で同社東京支社長を担う。2014年にSUPER STUDIOを創業、同社CEOに就任。現在、新規事業開発部門を率いる。
株式会社エードット 代表取締役。
株式会社アーヴァンネット南十字社入社・株式会社ワイズインテグレーション・株式会社アップクオリティにて広告・プロモーションの経験を積み、2012年、株式会社エードットを設立。
株式会社エードット 取締役。
新卒で大和証券株式会社へ入社。その後、ラクサス・テクノロジーズ株式会社の東京支社長を経て2019年1月にエードットへ参画。現在は取締役として、経営戦略室室長を担当。

株式会社SUPER STUDIOとは?

― EC基幹システム・D2Cコンサルティングの提供

林 紘祐 社長(以下、林)
EC システム事業と、EC Forceを活かしたD2Cコンサルティング事業をおこなっています。

EC Force:商品企画から製造、インターネット広告による新規顧客の獲得、物流、コールセンター、CRMまであらゆる業務を現場で行うために開発されたEC基幹システム。

元々立ち上げ時は自社でメーカーをやっていました。
当時EC Forceはまだなかったのですが、日本でEC事業が盛り上がっていたこともあり、オープンソースのシステムをカスタマイズしながら化粧品や健康食品、アクセサリーのEC事業をやっていたんです。

そんな一事業者としてECをやっている中で、ITの世界ではSNSの広告マーケティングが盛んになってきていました。
ただ、当時の他のシステムだとその効果測定ができたりという親和性の高いものがあまりなかったんです。

そんな状況だったので、開発リソースもあってWebマーケティングに強く、メーカーとしての視点も持ち合わせた自分たちなら使いやすいものを0からオリジナルで作れるのではないかと思ってECシステム事業を立ち上げました。事業者にとって必要なものと不必要なものも自分たちで正確に判断して作れますし。

そのEC Forceも元々は自分たちで使う為に開発したのですが、同じようにECを手掛けている知り合いの会社さんから「借りたい」って言ってもらえたので貸し始めたんです。
そしたら3年くらい前にD2C事業を手掛けているかなり大きなメーカーさんが使ってくれて、そこでのご好評を皮切りに次から次へと口コミで広がっていきました。

ユーザー(EC事業者)の観点からもシステムを見れて、ユーザー側と開発側がスムーズにディスカッションしてPDCAを回しながらシステムを作っていける点は他社と比較してもかなりのアドバンテージになると思います。

そんなEC Forceの提供や、そのノウハウを駆使して商品企画段階から運用まで携わらせていただくD2Cコンサルティングの事業をおこなっている会社です。

株式会社SUPER STUDIO 林 紘祐社長

出資に至った経緯

― SUPER STUDIOとエードットはどんな経緯で知り合い、出資の話が出たのか。

伊達
6月くらいに弁護士の先生に招待してもらったランチ会で初めて会いましたよね。
上場直後ということもあって結構その話を聞いていただいて話してたんだけど、若いイケメンがいるなー!と思ってました(笑)

谷口
確かに、そのランチ会の中でお2人は若かったですね。


そうでしたね!
その時に伊達さんがエードットの紹介資料を持たれていて、説明を聞いている時に「めちゃくちゃ良いな」と思ったんです。
広告という部分だけでなく、戦略、企画のところから入って課題を解決しているのが、うちと同じだなって。僕らはECの領域でそこをやってますけど、クリエイティブの領域でやられている会社があるんだっていうのを初めて知ってすごい斬新だなと。

リソース管理だけで考えちゃうと良いものが作れなくなっちゃうので初期リソース度外視して良いものを作っていくんだっていう考え方とか、企業体質的にも似ていてすごく良いなと思いました。
その場で具体的ではないですけど、伊達さんと「何か一緒にやりたいですね!」って話はさせてもらいましたね。

谷口
その後は伊達さんじゃなくて一回牧野さんと僕でお話しさせていただきましたね。その時にSUPER STUDIOさんでやろうとされている新規事業の話になって。


元々その新規事業も自社でやろうとしてたんですけど、エードットさんと話してみて、谷口さんのサブスクリプションビジネスの知識だったりとか(谷口はエードット入社前、サブスクリプションビジネスを提供する会社に勤めていた。)牧野さんのブランディングの力とかを頼らせていただいたという流れですね。会社としてもブランディングに特化したクリエイティブの領域をどうしようかという悩みがあったんです。

伊達
それから結局協業しているプロジェクトが3〜4個になってて、俺が気づいたら短期間で会社同士でなんか色々やってたっていう(笑)


本当に会ってから3〜4ヶ月くらいの短期間でいくつも協業させていただいて、異常なシナジーを感じたんですよね。
その時ちょうど部分的にファイナンスをしようというタイミングだったので、伊達さんにも是非入れていただけないかとお声がけさせてもらいました。
そしたら、「良いっすよ。」ってご決断いただいて(笑)
もちろんその後数字見ている谷口さん達に内容をしっかり精査いただく所とか大変だったとは思うんですけど(笑)

伊達
エードットとしても事業と人がいいなっていう会社さんには機会があれば出資していこうと思っていますね。
SUPER STUDIOさんの件は早くから出資させていただきたいと思っていましたが、もちろんその時には本当に林さんが経営者として素敵な方だなっていうことと、会社や社員の方の雰囲気、事業の素晴らしさ、エードットとのシナジーがわかっていたから受けさせていただきました。

出資の狙い

― 2社の親和性・協業効果とは。

谷口
かなり2社の強みに親和性があるんですよね。さっきの林さんの話でもブランディング特化のクリエイティブ機能の補完としてエードットに価値があるっていうのもそうですし、エードット側も、クライアントから商品企画を頼まれることがあってもそこからECや物流みたいな実際の販売、出口のところは携われなかったので、そこをSUPER STUDIOさんに担ってもらえるとクライアントにフルのパッケージで提供できる。双方の強みを活かして上手くやっていけるのではないかなと。

伊達
SUPER STUDIOさんが今後より大きな成長を目指していかれる中で、エードットとしてもそこに対して力添えできるなと思ったし、D2Cっていう旬な領域でこれだけ他社にない強みを持って取り組んでいるっていうところがかなり将来性あると思っていて、投資という意味でもかなり魅力的だなと思っています。


すごくありがたいです。
一緒にプロジェクトをさせていただいている中で、伊達さんを筆頭に他の社員の方々もめちゃくちゃ相性合うなと。
結構いろいろな会社さんと協同の取り組みがあるんですけど、エードットさんとはいっときまで損得勘定を度外視してウダウダ言わず一緒に横に並んで走る時は走るっていうそのやりやすさがありますね。
あとは伊達さんの、牽引力が半端じゃないなと(笑)ワンピースのルフィのような(笑)
一緒に取り組ませていただくことで何倍ものスピードで成長していけるんじゃないかなと思っています。

伊達
ありがとうございます。同年代の起業家と比べても林さんってすごい素直、勉強熱心なんですよね。
僕の話していることでもすごい吸収してくれようとしているのが伝わってくるんです。
これって特に同世代だとすごく難しいと思ってて、できない人って多いんですよね。自分もそうあろうとかなり意識はしている点なんですけど。
林さんはやっていることがしっかりと地に足ついてますし懐が本当に深くて、「絶対伸びるな!」って思いますね。同年代の経営者の中でも稀です。会社のすごく明るくてオープンな空気とかもそれを示してますよね。一緒に仲間になりたいなという気持ちで出資させていただきました。出資させていただいて本当にありがとうございますと思っています。

2社の今後の展望

― 今回の出資の先に2社が見ている景色とは。


今、D2Cっていうキーワードがすごく市場で注目されていて、その切り口から僕らにお声がけをいただくことが非常に多い状況です。
その、これからどんどん成長していくD2Cの領域でエードットさんのクリエイティブの力と僕らのECシステムやD2Cのノウハウを掛け算していければと思っています。

谷口
そうですね、我々もフロー型の広告ビジネスだけではなく、ストック型の事業を作っていかなければならないと強く思っていますので、SUPER STUDIOさんとの取り組みによってそこを一つ実現していければと思っています。

伊達
D2Cのドメインでこのままスピード感持って成長していったらいきなりのプライム市場とかもあり得るんじゃないですか?
僕らも虎視淡々と狙っていくんですけど。


是非狙っていきたいですね。
エードットさんと一緒なら実現できると思っています。

伊達
是非パートナーとして一緒に成長していきましょう!
今日は本当にありがとうございました、引き続きよろしくお願いいたします!

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