ブランディングの進め方とは?定義やメリット、成功のポイントを解説!

ブランディングが重要とよく聞くけれど、何から始めればいいのかわからない…。」そんな方に向けて、ブランディングの基本的な進め方や手法、メリットをご紹介します。

インナーブランディングとアウターブランディングに分かれるブランディングの種別、基礎からフレームワーク、具体的な進め方まで網羅してお伝えします。

ブランディングの定義とは?


企業戦略の中で、よく「ブランディング」という言葉を耳にします。「ブランド」とは、デザイン・ロゴ・名前・商標・色などで他社のものと区別された、イメージや価値を提供するものです。 

そしてブランディングとは、ステークホルダー(顧客・取引先・株主・社員・社会)に対して、「その企業特有のもの」という認識を定着させ、他社と差別化することを指します。近年では、製品・商品のブランディングにとどまらず、企業経営にも用いられるケースが増えてきました。

また、ブランディングには、アウターブランディングとインナーブランディングの2種類があります。自社から見て「外側」にあたる顧客・取引先・株主・社会に対して、価値イメージを差別化することがアウターブランディングです。

一方で社員に対して、自社のミッションや価値観を浸透させることを、インナーブランディングと呼びます。

企業がブランディングを進めるメリットを解説!


ブランディングを行うメリットは、大きく3つあります。

①利益の向上

②コストの削減

③社会的価値の向上

1つ目は、利益の向上です。ブランディングが成功することで、市場競争力が上がり消費者や顧客が購入を検討する際、優位に働きます。

例えば、「おいしいコーヒーを飲みながらくつろぎたい」と思った際に、スターバックスを思い浮かべる方が多いでしょうし、「高級車」をイメージした際にはメルセデス・ベンツが出てくるでしょう。

2つ目は、コストの削減です。もちろんブランディングを行う上で資金の投下は必要ですが、長期的に見ると販売促進・PR・広告といった費用の削減につながります。ブランディングにより市場競争力が増すことで、し烈な価格競争から距離を置くことができるでしょう。

3つ目に、社会的価値の向上があげられます。ステークホルダーに認知されることで、例えば銀行からの借入の際に有利に働いたり、採用活動で人材の募集がしやすくなったり、離職率の低減につながるという効果も発揮するでしょう。

基本的なブランディングの進め方・フローをチェック!


ブランディングとはブランドを社会に認知させる取り組み全体を指しますが、実際に着手するときにはどのような手順で行えばよいのでしょうか。その流れを、具体的に解説します。

環境分析

組織としてブランディングを行う場合、まず企業内でその必要性や理想とする姿を共有することが、後々にブレない軸をつくる上で重要です。

そしてブランドの方向性を決定するに当たり、まず自社の置かれている状況や外部環境、立ち位置を客観的に分析する必要があります。その分析には、3C分析・PEST分析・SWOT分析などのフレームワークが有効です。これらのフレームワークについては後述します。 

コンセプト構築・設定

分析結果から、「目指すべき理想的な姿」は何なのか、「提供すべき究極的な価値」は何かを顕在化させます。「誰に向けて」「どんな価値を」「どう位置付けるのか」を構築する段階です。

これを行うことで、他社と差別化できるアイデンティティを明確にし、ブランドコンセプトの言語化を進めます。

ブランディングの実施

実際にブランドの特徴を情報発信する方法を決定し、実施するフェーズです。

コンセプトを的確に表現するロゴやキャッチコピー、デザインや広告媒体を選び、情報発信をします。この際、ブランドコンセプトを伝えるデザインやコピーに、統一感があることが非常に重要です。

検証・効果測定

ブランディングの実施を行ったら、必ず検証を行いましょう。

この検証には「ブランド・エクイティ」と呼ばれる、ブランディング効果や資産としての価値を評価する基準が有用です。

具体的には、次のような指標があります。

  • ブランドロイヤリティ:顧客の忠誠度合
  • ブランド認知:顧客の認識イメージ
  • 知覚品質:顧客が認識する品質
  • ブランド連想:顧客が持つイメージ全て
  • その他のブランド資産

これらの基準が、現在どのように表現できるのかを明確に数値化・言語化し、実施したブランディングの効果を測定します。また、今後この基準を向上させるにはどんな施策が必要かを検討します。

ブランディングを成功させるポイントは?


ブランド戦略を成功に導くポイントは「いかに消費者や顧客の視点に立てるか」です。

特に下記の項目を意識すると良いでしょう。

  • 自社の強みを明確にする
  • コンセプトがブレない
  • ターゲットを明確にする
  • プロモーションやPRの手法に気を付ける
  • ユーザーを大事にし、意見を反映させる

これらを意識することで、顧客の目線にはじまり分析結果、コンセプトなど一貫したブランディングを行えるようになります。その結果として成功に最短距離で近づくことができるでしょう。

担当者必見!ブランディングにはフレームワークを活用しよう!


上述したものを含めて、いくつかの重要なフレームワークをご紹介いたします。

①3C分析

3C分析とは、市場環境を自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)の3つの観点から分析する方法で、事業企画やマーケティングでも使用されます。

自社のコントロールがおよぶ範囲である内部環境と、自社を取り巻く外部環境の現状が整理でき、強みや弱み・顧客のニーズ・競合の動きを分析することで、最適な意思決定が可能になります。

②PEST分析

前述の3C分析はミクロ的な分析が特長なのに対して、PEST分析はマクロ的に環境分析を行うフレームワークです。

PESTとは、政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの外部環境の頭文字を取ったものです。

自社の状況を把握するだけでなく、より大きな視点で外部環境の情報収集が求められる場合に使用することで効果を発揮するでしょう。

③SWOT分析

SWOTとは、企業の「内部環境」を強み(Strength)、弱み(Weakness)、「外部環境」を機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つにカテゴリー分けをした頭文字を指します。

可能性である「強み」・「機会」とともに、「弱み」・「脅威」といった課題を洗い出すことでリスク回避にもつながり、同時に自社の分析において見えていなかった部分の発見にもなるでしょう。

④ライフサイクル理論

市場や企業、製品には4段階の成長曲線があります。導入期→成長・成熟期→飽和期→衰退期のうち、どの段階に自社や商品・サービスが当てはまるのかを把握します。段階ごとにブランディング戦略が変わりますので、現在の立ち位置を確認するのに有用です。

⑤アンゾフの成長マトリクス

縦軸に市場(既存・新規)、横軸に製品またはサービス(既存・新規)の4カテゴリーに分けて作ったマトリクスのことです。

1マス目の既存市場×既存製品では、「市場浸透戦略」と呼ばれるシェア拡大の戦略が取られます。

2マス目は既存市場×新規製品となり、「新製品開発戦略」と呼ばれます。今までの市場に、新たな製品やサービスを投入することで売上拡大を目指す戦略です。

3マス目は新規市場×既存製品で、「新市場開拓戦略」です。既存の製品やサービスを新たな市場に投入することで、海外展開もここに含まれます。

4マス目の新規市場×新規製品は、多角化戦略と呼ばれハイリスク・ハイリターンなカテゴリーです。

このように順に製品(サービス)と市場を変えることで、企業や製品(サービス)の成長を最短距離で実現し、次にどの戦略を取るべきかという指標になります。

インナー/アウター問わず、ブランディングを進めていくならBirdmanへご相談ください。


本記事ではブランディングの進め方を解説しました。「より詳しくブランディングを知りたい」「自社にあったブランディングの進め方を知りたい」などお考えの場合はぜひ、Birdmanにご相談ください!

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