ブランディングがもたらす効果3選!事例や効果測定方法も解説!

ブランディングとは?意味と目的

ブランディングとは、ブランドや商品のイメージを世の中に定着させることを指します。また、ブランディングの目的は、競合他社と差別化し独自の付加価値を提供することです。

「ファストフードといえば、マクドナルド」

「カップラーメンといえば日清カップヌードル」

上記のように「この商品といえば、やっぱりあのブランドだよね」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。さまざまな商品やサービスであふれている世の中。顧客に選ばれる存在になるためにも、自社のブランドイメージを確立することが重要です。

ブランディングがもたらす3つの効果とは?事例とともに解説!

ブランディングに取り組むことにより、企業はどのような効果が得られるのでしょうか。ここでは、具体的な効果を3つ、事例とともに解説していきます。

価格競争から脱却できる

ブランディング活動によりブランドイメージの定着に成功すれば、価格競争から脱却できるというメリットがあります。近年、さまざまな業界で価格競争が激化しています。質だけでなく、価格の安さも追求しなければいけないこの状況は、多くの企業にとって苦しいものです。しかし、ブランディングにより他社との差別化ができれば値段を比較されずに購入してもらえます。

価格競争から脱却できた事例として「ダイソンの掃除機」があげられます。

ダイソンの「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」というキャッチコピーは多くの人の目に留まりました。このように、「吸引力」というブランドイメージを印象づけることにより、販売台数を大きく伸ばしました。

優秀な人材を獲得できる

企業や商品の認知度の向上によって得られるメリットは、商品が売れるだけではありません。ブランドや企業の知名度が上がれば、より多くの求職者の目にも止まりやすくなります。

成功事例として、Birdmanが手がけた、株式会社インゲージのコーポレートサイトリニューアルをご紹介します。このリニューアルは、採用の強化が目的。「New Creation,Higher Communication.」というコミュニケーションの重要性を伝えるメッセージを掲げ、求職者への訴求を狙いました。

また、ウェブサイトに、社員のインタビューや退職後の過ごし方などの情報を詳しく記載することにより、求職者が企業で働く未来を想像しやすくなる効果を狙っています。

株式会社インゲージのコーポレートサイトリニューアル事例の詳細はこちら>>

顧客のファン化を実現できる

ブランディングには、顧客の愛着度を高める効果があります。ブランドに対して親しみや愛着など感情的な繋がりを感じると、他の商品と比べることなく商品の購入にいたります。顧客から愛されるブランドになれば、リピート率も増加し、中長期的な売上にも繋がります。

事例として、Birdmanが手がけたパルシステムのキャンペーンをご紹介します。

パルシステムは、22年前に大ヒットした曲、花*花『あ~よかった』とコラボし、ウェブCMやキャンペーン、YouTuberタイアップを実施。メインターゲットである乳幼児のパパやママに「家族の温かみ」を感じられるような印象を与えました。

パルシステムのキャンペーン事例の詳細はこちら>>

ブランディングを行うメリット・デメリットとは?

ブランディングを行うメリットとデメリットを解説していきます。

メリット

  • 顧客からの信頼を得られる
  • 売上や利益が向上する
  • 集客のコストを削減できる
  • 社内のモチベーションが高まる
  • ビジネスのチャンスが拡大する

先述した効果だけでなく、ブランドの認知度アップにより、新たなビジネスチャンスの獲得などのメリットが得られます。

デメリット

  • コストがかかる
  • 効果が出るまで時間がかかる
  • ブランド離れが起きる可能性もある

ブランディングには、広告費用などのコストがかかる上に、効果が確約されている訳ではありません。さらに、ブランドの認知を広めるにはある程度の時間がかかると理解しておきましょう。また、ブランドのイメージを変更する際などは、「前の方がよかった」という顧客離れや社員離れが起こる可能性があります。

ブランディングにかかるコストを解説した記事はこちら

ブランディングの具体的な進め方・手順!効果測定の方法も解説!

ブランディングの具体的な進め方を確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

ここでは、ブランディングの効果を測定する方法を3つご紹介します。

サーチリフトを測定する

サーチリフトとは、広告を出した後にブランド名や製品名、サービス名などの検索率がどれくらい上昇したかによって効果を測定する方法です。サーチリフトは、グーグルサーチコンソール(Google Search Console)によって、以下の項目が確認できます。

  • 検索ボリューム
  • 表示回数
  • クリック数
  • 平均クリック率
  • 平均掲載順位

ブランドの認知度や好感度は数値で測るのは難しいとされていますが、サーチリフトを測定すれば、広告によりブランドに興味を持った人がどれだけ増えたのかを可視化できます。

新規接触率を測定する

新規接触率とは、広告を通してブランドを知った人の割合を示すものです。新規接触率を算出する計算式は以下の通りです。

新規接触率(%)=新規リーチUU(ユニークユーザー)÷各媒体の接触UU

たとえば、ある広告媒体で10,000人のユニークユーザーに接触したと仮定します。10,000人のうち、8,000人が新規ユーザーだった場合の新規接触率は、80%だと算出できます。新規接触率の低下は、すなわち認知度の向上を意味します。そのため、同じ媒体で広告を続けて出す場合は、新規接触率によって効果を測定できます。

SNSのエンゲージメント数を集計する

TwitterやInstagram、TikTokなどのSNSにおけるエンゲージメントとは、ユーザーとの結びつきを把握する指標です。

エンゲージメントの例としては、「いいね」「返信」「シェア」などがあげられます。

エンゲージメント数を集計することにより、ユーザーの関心度合いを測定できます。さらに、ユーザーの反応をに応じて、方向性の見直しを行ったり今後のブランディング施策のヒントを得たりできます。

ブランディングで効果を出すための秘訣と評価方法

ブランディング効果を出すためにも、以下の項目を意識しましょう。

  • ターゲットをしっかりと意識する
  • わかりやすい言葉を使って訴求する

ターゲット層を絞って訴求することは、ブランディングにおいて大変重要です。ターゲットの人物像を深く設定することにより、ブランディングの精度も高まります。また、ブランディングを成功させるためには、設定したターゲットに響く言葉で訴求する必要があります。難しい言葉を使うのではなく、パッと聞いてわかりやすいキャッチコピーが効果的です。

ブランディング施策を実施した後には、先述したブランディング効果の測定方法をもとに評価や改善を行いましょう。評価の際には、顧客目線と自社目線での両方から行うようにしてください。顧客からの評価を確認し迅速に反映させることにより、顧客満足度が高まる効果が期待できます。また、自社目線では、従業員に対してのブランドの浸透度を確認できます。顧客や社会に向けたブランディング、社内に向けたブランディングの効果を正しく評価することはブランディング効果の最大化へとつながるでしょう。

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Birdmanでは、お客様に寄り添いながら最適なブランディング方法をご提案いたします。ブランディング施策についてご検討されている方はぜひ「Birdman」にご相談ください。

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