企業がブランディング動画(ブランドムービー)を作成する意味はある?
ブランディング動画とは、企業の商品やサービスをブランディングするための動画のことです。商品やサービスのブランドイメージや認知度を向上させるために活用されます。
ブランディング動画を活用することで、ブランドイメージが伝わりやすくなったり、認知度の向上からリピート顧客の獲得に繋がります。
ブランディングでは、キャッチコピーなどのテキストや静止画などの画像で伝えることが多かったですが、YouTubeなどの動画配信プラットフォームなどの普及を背景にブランディング動画が活用されるようになりました。
動画には短時間で情報を伝えるメリットや視覚だけではなく、聴覚にも自社商品やサービスの魅力を訴えかけることができます。
そのため、ユーザーの記憶にも残りやすく、動画はブランディングに適した手法であることが理解できます。
ブランディング動画の効果的な活用方法
続いて、ブランディング動画の効果的な活用方法を解説いたします。
ブランディングを担当する部署に決まりはありませんが、一般的に広報やマーケティングなどの部門が担当することが多いです。本格的にブランディングに力を入れる企業には、ブランド戦略室やブランド推進室などの専門部署を立ち上げることもあります。
また、ブランディング動画を活用する場所には「TV CM」や「Web広告」、「SNS」などがあります。
TV CMは比較的年齢の高いユーザー、Web広告は中間層、SNSは10代から20代の若年層など、ターゲットが異なるため、ブランドイメージやブランドアイデンティティに合わせたメディアで活用することがポイントです。
ブランディング動画で成功した企業事例を解説!
ブランディング動画で成功した企業事例を解説していきます。
株式会社ミクシィ
株式会社ミクシィでは、SNSのイメージが強い、SNSのイメージしかないという課題から「ミクシィ=心もつなぐ様々なサービスを展開している会社」というイメージを持ってもらうためにブランディングに取り組みました。
そこで、新しいロゴに込めた想いを表現するためにブランディング動画を制作し、ブランディングに取り入れました。
ブランディング動画を採用したことで、人々をワクワクさせるイメージや人と人の繋がりだけではなく、心もつなぐことを表現することができます。
さらにテキストや静止画では伝わりづらい、株式会社ミクシィの過去と未来やポジティブなイメージを持ってもらうことに成功しました。
HJホールディングス株式会社
動画配信サービスHuluを運営するHJホールディングス株式会社では、当時「あなた時間にハマる。」をキーワードにキャンペーンを実施しました。
その際にHuluで使える機能やコンテンツの認知拡大・理解促進を図るために、ブランディング動画を活用しました。
こちらのキャンペーンでは話題性の高い施策を実施し、ブランディング動画を視聴したユーザーの方々がHuluを楽しめることを気づかせてもらえる内容になっています。
株式会社SMbrand / 株式会社サムライパートナーズ
アパレルブランド「Rady」初のTVCMに手越祐也さんをキャスティングし、話題性・拡散性のあるブランディング動画を制作しました。
今回初めてのTV CMでしたが、手越祐也さんが出演したことでTwitterのトレンド入りを果たし、当時は大きな話題を生むことに成功しました。
効果的なブランディング動画を制作するための成功要因とは?
効果的なブランディング動画を制作するための成功要因には共通点があります。
それは「ユーザーが共感する」ことです。
ユーザーが共感するには、誰にどのようなブランドアイデンティティを届けたいのかしっかりとした戦略を立てる必要があります。
さらに、上記のようにターゲットやブランドイメージを明確にしたうえで、ユーザーに興味を持ってもらえるようなストーリー性のある記憶に残りやすい動画を制作しなければなりません。
例えば、freee社の「ブランドストーリームービー2021」やApple社「think different」という動画にはストーリー性があり、感情を動かされるブランディング動画になっています。
その結果、日本国内や世界で知名度の高い企業になりました。
ブランディング映像の制作ステップ
続いて、ブランディング映像の制作ステップについて解説いたします。
ブランディング映像の制作ステップは大きく分けて「企画」「撮影」「編集」の3つです。
ブランディング映像の制作ステップ1「企画」
企画段階では、どのようなペルソナを設定し、どのようなシナリオの動画を制作するのか決定します。
ブランディング動画のシナリオを分かりやすく関係者に伝えるために、絵コンテなどを用いて台本を作成し、何度も打ち合わせを重ねて骨格を作っていきます。
ブランディング映像の制作ステップ2「撮影」
1つ目のステップで完成させたシナリオをもとに、実際にブランディング動画を撮影していきます。
後は、ペルソナやブランドアイデンティティに合うイメージにすることに注力して撮影します。
ブランディング動画に出演するキャスティングで注意しなければならないことは、自社の社員や関係者に出演してもらうことです。
企業の代表や経営層であれば問題になることは少ないですが、社員の場合は退職時の権利問題に発展することがあるため注意しなければなりません。
ブランディング映像の制作ステップ3「編集」
企画し撮影した映像に編集を加えることで、さらにクオリティの高いブランディング動画に仕上げていきます。
BGMや色合いなど、ブランディング動画のコンセプトに合わせた編集を行います。
編集した動画を関係者でチェックし、ストーリー性のあるブランドアイデンティティが伝わるブランディング動画になれば完成です。
悩んでいる企業担当者必見!成功実績多数の制作会社に依頼するなら
いざブランディング動画を制作したいと思っていても、動画を制作できるスキルやブランディングに特化した動画制作のノウハウを持つ人材が社内にいるとは限りません。
そんなときには、成功実績の豊富な制作会社に依頼することをおすすめします。無理に知識やノウハウがない状態でブランディング動画を制作しても成功する可能性は低いです。
だからこそ、ブランディング動画のプロフェッショナルである制作会社に依頼するべきです。
しかし、ブランディング動画を制作できる会社が多数ある中で、どの制作会社に依頼すればいいのかという悩みを抱える企業担当者が多いでしょう。
ブランディング動画を制作したいけれど「何から始めればいいのかわからない」「どのような動画がブランディングに適しているのか知りたい」などの悩みや課題をお持ちの企業担当者は、ぜひ本記事を執筆している株式会社Birdmanに相談してみてください。
Birdmanのプロジェクト事例やクリエイターインタビューなど、紹介します。