自社製品の強み・弱みを分析する方法とは?企業の強みの生かし方まで徹底解説!

自社の製品の強みとは?USPの定義についても解説!

世の中には多数の商品やサービスが溢れる中で、顧客は自分が求めている製品やサービスを見つけ出さなくてはいけません。

企業側は顧客に製品やサービスを見つけてもらうために、自社の製品の強みや弱みを把握し、競合他社との差別化ポイントを訴求します。

そこで、重要なのが「USP」という考え方です。Unique(個性的)、Selling(販売方法)、Proposition(提案)の頭文字をとった言葉で自社の製品やサービスの特徴を理解した上で強みを見出し、独自性を作り出すことです。

企業は市場での独自性をアピールし、顧客はその製品やサービスだけが持つメリットを感じて選択しやすくなります。

USPが重要な理由として「一貫性のある販促活動ができる」ことが挙げられます。自社のホームページや営業資料などのあらゆる場面でUSPを訴求することができます。

さらに、自社が訴求しているUSPと顧客の求めるUSPが合っていない場合にも効果的です。

USPを持っていない状態で製品やサービスの販売をしている場合、様々な訴求ポイントを打ち出してしまうとどの訴求が顧客のニーズに合致しているのか判断がつきにくいです。

USPを持っていることで企業は一貫性のある販促活動ができ、今後の製品やサービスの改良にも役立つことでしょう。

しかし、中々USPを決定することが難しいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

USPを決定する要素として、例えば「自社独自の設計に基づいたサービスである」「他社を圧倒する品揃えである」「顧客の満足度を高めるサポートが充実している」などの要素が挙げられます。

上記は一例になりますが、前提として「他社には真似できない自社独自の強み」であることが重要です。

自社の製品の強みを持つメリットとは?持たないことのリスクも多数!

自社の製品の強みを持つことで、顧客に対して認知拡大や販売促進に繋がるというメリットがあります。その結果、売上拡大に繋がります。

誰でもインターネットが使える世の中になり、顧客は簡単に様々な情報を入手しやすくなりました。類似する製品やサービスを持つ企業がたくさんある中で、顧客は自分自身で調べた情報を元に選別を行います。

顧客が情報を調べるときに、自社の製品の強みを持っているのか、持っていないのかでは選ばれる可能性が大きく異なることは想像できるでしょう。

そのため、自社の売上を上げる最初のステップとして、顧客が情報収集を行う中で印象に残りやすい存在でなければならないということです。

また、自社の製品の強みを持つことで、マーケティング戦略の営業方針の決定に役立ちます。

自社の製品の強みを知っていることから、競合他社と比較した場合に「どのマーケットでどのようにマーケティング戦略を立てるのか」「どんな営業方針で売上を上げていくのか」を軸にすることができるからです。

反対に自社の製品の強みがない・理解していない場合は、競合他社との市場競争に勝てず存在価値をアピールすることができません。

その結果、顧客は強みを持つ競合他社の製品やサービスを選択し、売上を上げることは難しいでしょう。

自社や自社製品の強みを見つけるためにはどうしたら良い?分析方法も解説!

自社の製品の強みを持つメリットやメリットを持たないことのリスクは理解できるが、実際に「自社や自社製品の強みを見つけるためにはどうしたら良いの?」という疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

そこで、自社や自社製品の強みを見つけるための方法から分析方法まで解説していきます。

自社や自社製品の強みを見つけるためには、フレームワークを活用することがおすすめです。

特におすすめのフレームワークは「4C分析」「4P分析」「SWOT分析」の3つです。

4C分析

1つ目の4C分析とは「顧客価値(Customer Value)」「コスト(Cost)」「利便性(Convenience)」「コミュニケーション(Communication)」の4つのCの頭文字をとったフレームワークになります。

顧客の視点からマーケティング戦略を考えるためのフレームワークになります。顧客がどのような製品を求めているのか理解し、マーケティング戦略に役立たせることができます。

4P分析

2つ目の4P分析とは、「製品・サービス(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「販売促進(Promotion)」の4つのPの頭文字をとったフレームワークです。

「何を」「いくらで」「どこで」「どのように」製品やサービスを販売するのかというマーケティング戦略を立てるときに活用できます。

SWOT分析

3つ目のSWOT分析とは、自社の内部環境と外部環境を「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つに要因を分けて分析する手法です。

内部環境では強みと弱みを明確にし、外部環境では機会と脅威に分けることで、全体像を可視化した状態でマーケティング戦略に役立てることができます。

また、自社や自社製品の強みを見つけるには、社内でのヒアリングや社外のアンケートも効果的です。特定の関係者だけでは、中々自社や自社製品の強みを見つけることが難しいケースもあります。

その場合は、社員にヒアリングしてみたり、顧客に対してアンケートを実施してみることで突破口が発見できる可能性があります。

フレームワークの活用や分析に行き詰まった場合は、ぜひ身近な人達に直接ヒアリングしてみるのもいいかもしれません。

自社や自社製品の強みを生かす・アピールするための方法とは?

自社や自社製品の強みを見つけるだけではいけません。自社や自社製品の強みを活かすために戦略立案や顧客に訴求していく必要があります。

自社や自社製品の強みである「USP」を考えることで、マーケティング戦略も立てやすくなります。

USPを持っていれば、ホームページや広告などのあらゆるシーンで活用できます。

例えば、全国のデリバリーピザを展開する「株式会社ドミノ・ピザ ジャパン」では、『熱々でおいしいピザをお宅まで30分以内にお届けします。間に合わなければ代金はいただきません。』というUSPを持っています。

このUSPによって、顧客は「熱々の美味しいピザを早く届けてくれる」という価値を感じます。

その結果「早くピザを届けて欲しい」というニーズのある顧客からドミノピザに注文が殺到するようになります。

【まとめ】自社や自社製品の強みを把握して売り上げ向上につなげよう!

USPの最終的な目的は「企業の売上貢献」です。自社や自社製品の強みを把握して売り上げ向上につなげるために戦略を立てます。

しかし、「どのように自社や自社製品の強みを把握するのか分からない」「USPは把握しているけれどどうやって活用するべきか悩んでいる」などの課題をお持ちの担当者は多いです。

このような場合は外部の支援してもらえる企業に相談してみましょう。経験や実績豊富な企業に相談することで、強みを分析する方法や売上に繋がる戦略に糸口が見つかるかもしれません。

特に上記のようなお悩みや課題をお持ちの方には、ぜひ私ども株式会社Birdmanにご相談ください。

Birdmanは、これまでSpikes AsiaやiF DESIGN AWARDなど470件以上の受賞実績があり、2019年3月29日に当時のマザーズ市場(現グロース市場)に上場した企業です。

数多くの経験がありますので、幅広い課題やニーズに対応します。お気軽にお問い合わせください。