アプリ不要の「WebAR」って何?活用事例やできることを解説!

アプリ不要でARを楽しめる「WebAR」とは?

ARとは、現実世界とバーチャルの世界を重ねて、現実世界を拡張させる技術のことです。

もともとARは、専用アプリなどをダウンロードしなければ体験できませんでした。しかし、WebARの発展によりアプリレスでARを体験できるようになりました。

それでは、WebARとはどのような仕組みなのか具体的にみていきます。

ユーザーが専用のウェブサイト上でカメラを起動させると、画面上で3D画像が動き出したり、音楽が流れたりします。このように、アプリフリーで現実世界とバーチャル世界の融合を楽しめます。

また、WebARには、マーカー型マーカーレス型の2つのタイプが存在します。それぞれの違いを詳しく説明します。

マーカー型の場合、マーカーで囲まれた部分にカメラをかざすと、そのマーカーの中でバーチャル画像が動き出す仕組みです。

マーカー型の例としては、AR名刺が挙げられます。名刺をQRコードで読み込むと、画面上に人物の3D画像や企業のロゴなどが浮かび上がったり、人物が自己紹介している動画が流れたりするなど、ユニークな機能があります。

一方、マーカーレス型の場合だと、マーカー型と違って範囲の制限はありません。マーカーレス型のWebARは、映っている物体や人物など、映っている空間の特徴を認識し、画面上に3Dの文字や物体、キャラクターを浮かび上がらせる技術です。

例えば、家具を置きたいスペースにカメラを向けると、選択した家具が画面上に映し出されます。このように、現実世界とバーチャル世界を融合させることで、没入感のある体験ができます。

WebARのメリットを解説。ARアプリとの違いとは?

WebARはARアプリと違い、アプリをダウンロードせずにウェブブラウザ上でARを楽しめます。アプリが不要となることで得られるメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、WebARのメリットを3つ紹介します。

WebARのメリット1:手軽にARを体験できる

WebARのメリットは、アプリをダウンロードすることなく手軽にARを体験できることです。

ARアプリの場合、ユーザーがアプリをダウンロードしないとARを体験できません。そのため、アプリのダウンロードが面倒な方や、デバイスの容量が不足しておりアプリをダウンロードできない方はARを体験できません。

しかし、WebARであれば、アプリをダウンロードせずにウェブサイト上でARを楽しめます。多くのユーザーに気軽にARを体験してほしい場合は、WebARがピッタリだと言えます。

WebARのメリット2:SNSでシェアされやすくなる

2つ目のメリットは、WebARのコンテンツはSNSで拡散されやすいことです。

WebARの場合、URLからワンクリックでアクセスできるため、Twitter・Instagram・TikTok・

Facebookなど、さまざまなSNSで拡散されやすくなります。

そのため、商品のプロモーションやイベントなどでもWebARを活用する企業が増えています。

WebARは拡散力が高く、消費者の行動を促す手段の一つとしても用いられる方法です。

WebARのメリット3:開発にかかる手間や費用を抑えられる

3つ目のWebARのメリットは、ARコンテンツを制作するためにかかる手間や費用を抑えられることです。

AndroidとiOSのどちらにも対応するARアプリを開発するには、工数がかかります。さらに、制作費用に加え、アプリをリリースする際には申請費用がかかり、制作コストが高くなりがちです。

一方、WebARシステムの場合、簡単なコードで実装できるライブラリがすでに存在しているため、手間やコストを低減しながら開発できます。

ライブラリの代表的な例として、AR.jsや8th Wallなどが挙げられます。これらのライブラリを利用すれば工数や制作コストを削減でき、リリースまでの期間も短くて済むことがメリットです。

WebARの課題とは?

WebARは、音声や音楽、動画、アニメーションのようなリッチコンテンツには不向きです。WebARの場合、ARアプリに比べできることが限られています。

そのため、ゲームのようにユーザーが長時間使い続けることを想定したコンテンツには適していません。

しかしWebARでも、アプリに近いコンテンツを作る技術が発達してきています。さらに、技術の進歩が著しい分野のため、今後の課題改善にも期待できます。

WebARの活用事例を紹介!WebARでできることとは?

WebARではどのようなことができるのでしょうか?実際の活用事例と合わせてご紹介していきます。

商品プロモーション:メルティーキッス「AR SnowWorld」

WebARのテクノロジーは、商品プロモーションに活用されています。

例として挙げられるのが、弊社Birdmanが開発を担当したメルティーキッス「AR SnowWorld」です。

チョコレートお菓子であるメルティーキッスのパッケージにカメラをかざすと、パッケージ上に雪だるまやウサギなどの映像が流れ出します。AR画像は、メルティーキッスの冬の世界観を表現したもので、ユーザーにインパクトを与えました。また、AR画像をカメラで撮影できるため、SNS上でも多くのユーザーに拡散されました。

商品パッケージとWebARを組み合わせたプロモーションは、日々変わりゆく広告の中でも新しい手法として注目されています。

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Eコマース:Shopify AR

Shopify ARは、オンラインショッピングでも商品のシミュレーションができるツールとしてWebARを活用しています。

サイト上にあるARボタンを押すとカメラが起動され、3D化した商品が目の前に映し出されます。

サイズや色、質感などがわかりやすく、実際にユーザーのもとに商品が届いた時にギャップが生じにくいことが特徴です。

そのためユーザーは、より実際に店舗に行っているような感覚でオンラインショッピングを楽しめます。

ゲーム:「Catch the Spirit! by Rakuten 巨大選手現る!?スペシャルARゲーム」

WebARとゲームを組み合わせた事例として、エビアスタジアム神戸に訪れた方が体験できるARゲームをご紹介します。

ウェブサイトからカメラを起動すると野球選手が登場し、選手が投げたボールをタイミングよくキャッチするゲームです。

ゲームに成功すると景品に応募できるキャンペーンも行われています。

このような事例の他にも、WebARを提供している企業がスポーツ業界でも増えています。

WebARの導入方法とは!導入時にかかる費用は?

WebARの導入を検討する際に気になるポイントは、導入方法や費用感なのではないでしょうか。

ここでは、WebARの開発方法、制作期間、制作費用をご紹介していきます。

開発方法

WebARは、8th wallやAR.jsといったツールを使って開発します。

そのほかには、コードを書かなくても簡単にWebARを作成できるサービスを利用する方法があります。

より複雑な機能を搭載させたい場合は、AR開発会社に依頼するのがおすすめです。

リリースまでにかかる期間

Web ARの制作期間の例は以下の通りです。

  • 企画:2週間〜1カ月
  • UIデザイン:2〜3週間
  • 3Dモデリング:2週間〜2カ月
  • 開発:1カ月〜3カ月
  • QA・デバッグ:2週間〜1カ月

制作期間は、搭載する機能や3Dで表現したいものの大きさなどによってさまざまです。

制作費用

WebAR制作にかかる費用は、簡単なものは100万円台から作成可能です。しかし、リッチコンテンツを提供する場合1,000万円近く費用がかかる場合もあります。

WebARの制作費用は、搭載する機能や開発ツールによって大きく異なるため、まずは開発会社に相談してみましょう。

ARアプリが不要なWebAR開発ならBirdmanにお任せ

Birdmanでは、先述したメルティーキッス「AR SnowWorld」のような、WebARの技術を活用したプロモーションの企画・開発が可能です。

WebARの技術を活用したプロモーション活動はもちろん、販促やイベントの企画など様々なご提案が可能です。

ぜひ一度、お気軽にご相談ください。