クリエーティブディレクターが考える個を伸ばす環境づくりとは。

細田勇生/YUUKI HOSODA

CREATIVE DIRECTOR エレクトロニクスメーカー、楽器・音響メーカー、総合容器メーカー、空調機メーカー、玩具メーカー、生活用品メーカー、通信会社、総合印刷会社、放送局などの国内大手の企業、協会から直接依頼を受けて、新規事業やプロダクトの開発、コミュニケーションプランの立案や実施を多く手がける。また、現在弊社のICD部 部長を務める。

Birdmanに入社される前のキャリアについて教えてください。

広告業界を知るきっかけは、大学時代に前職のクリエーティブブティックの方が講師として来ていたこともあり、そこで業界について学びました。その授業を通じて、「広告ってCMとか映像だけではなく、様々なことやっていいんだ」ということを知りましたね。ただ、大学時代は自主制作映画を撮っていたり、映像の監督になりたいという思いがあったため、1社目は映像系の会社に入社しました。そこでは貴重な経験ができたのですが、次第に映像だけでなく、もっと広くに携わりたいと思うようになっていきました。

そして2社目で、先ほど話したクリエーティブブティックにジョインしました。当時のクリエーティブブティックは一社で統合的なコミュニケーションをするという日本では先駆的な会社でした。入社当時、20代は自分しかいなく、周りはゼネラルプロデューサー、クリエーティブディレクター、CMプランナー、アートディレクター、PRストラテジストなど、それぞれの職種の中でトップレベルの人たちが在籍していました。自分が一番年下ということもあり、すべての職種に関わり、仕事量もとても多く大変でした。人生の中で一番働きましたね(笑)。

数年後には、周りの優秀なスタッフの方々に支えられて、何十億規模の案件に携われたり、グローバルの某大手アパレル企業の広告を任されたりと貴重な経験が出来ました。そういった経験から、この仕事って様々な分野の一流の人たちと一緒に仕事できて楽しいと思えるきっかけになりました。

中でも大変だった業務について教えてください。

最初は自分が得意としていたWEBや映像以外にもPR、イベント、戦略など全部やらされたんですけど、全体をオーガナイズ、プロデュースする能力がなかったので全然できませんでした。やったことがない領域の仕事をやるのはめちゃくちゃ大変だったんですけど、それが今の自分の完全な土台となっていますね。 今では、やったことのないことも、こうやったらできそうという感覚だったり、気持ちの部分、やったことがないからできないではなくて、これまでの経験から自分ならできるという考え方になりました。それは当時、新しい仕事に常にチャレンジし続けたことで、学んだところなのかなと思っています。めちゃくちゃ当時は大変でしたけど(笑)。

現在、CDを務められることが多いようですが、CDを目指すようになったきっかけなどを教えてください。

実を言うと、CDを目指していたわけではなかったんです。自分が楽しいと思えることをずっとやり続けていたらっていう感じで、、、自分の職種はCDだけでは収まらないと思っています。だから前職では、名刺に肩書を入れていませんでした。理由は肩書ではなくて、自分の名前で仕事がしたいっていう思いと自分にしか出来ない仕事を目指しているからですね。Birdmanでは名刺に肩書が入っていますが、、(笑)。今もCDという立場が多いんですけど正直、肩書はいらないと思っています。

線引きがなくなる時代を駆け抜ける一気通貫ができる環境

Birdmanを選んだ理由について教えてください。

とにかくものづくりが大好きで、クライアントの課題に対して、自分で考えて、自分でこうやるべきだと思ったことを実施するところが今でも好きなんです。一方で、組織として大きくなる中で共に挑戦して、成長していきたいと思うようになっていきました。もともと新しいことをし続けて学び続けたいというところも大きいと思います。そう考える中で、もっとスケールの大きい会社で学びたいなと思い、Birdmanを選びました。Birdmanには、社内に優秀なクリエイターがたくさんいるので、もっと近い距離で優秀な人たちと働けることがすごい魅力的な環境だなと思いジョインしました。

Birdmanの魅力について教えてください。

Birdmanに依頼される仕事は、ものすごく幅が広いですね。広告の仕事だけではなく、戦略、企業のトップの方と仕事をすることもあります。戦略からアウトプットのクラフトのところまで一気通貫で携われるため、最初から最後まで自分でしっかりやり遂げられるのがすごく良いところですね。普通、代理店だと一部だけとか、コンサルだと手前の方だけ、プロダクションだと最後のところだけになると思うんですけど、Birdmanだと最初から最後まで全部できるというのが魅力だと思いますし、自分を成長させることができる環境がありますね。個人的には、時代の流れを考えると今後は世の中的に、先ほどのような会社の線引きがだんだんと無くなると思っているので、会社で一気通貫でできるというのは魅力的ですね。

自分の旗を立ててもらいたい!

部長をやられていますが、マネジメントをする上で心掛けていることを教えてください!

なるべく各々が自由にできる環境を整えるということを意識していますね。自分がそのような環境ですごい伸ばしてもらったので、同じように自由な環境作りということを常に意識するようにしています。持論ですが、意外と人って一つ一つ細かく言わなくても伝わると思っていて、こっちが一生懸命、行動していれば伝わるものなので、あまりうるさく言わずにっていうところを心掛けていますね。

自由な環境とはどういった環境ですか??

役職を問わず、僕に対しても、チームに対しても、どんどん意見を言ってもらえる環境ですね。いつでも意見を言ってもらえるような雰囲気を出すことを気にかけています。実際にメンバーは、意見を出してくれるし、できるだけ彼らが責任をもってやれる環境を作ってあげるようにしています。もちろん、しっかり状況を見て、これ危ないなと思ったら、事前にアドバイスしたり、経験豊かな外部の制作スタッフをいれたりとかで対応しています。本人が力を出せる環境をいかにつくるかというのを意識しています。ー 配下メンバーにはどのようになっていってほしいですか?

さっきの話ではないですけど、職種というより、自分の旗を立ててもらいたいなと思ってますね。ここの領域に関しては「自分にしかできないんだ!」っていう気持ちでやってほしいです!苦手なことをやってもらうよりも、伸びる、その人の個性が出せるように、これを大切にしています。

細田さんが求める方の人物像について教えてください。

クライアントワークが大好きということもあって、お客さんの課題をどうやったら解決できるのかというのを真摯に考えられる人でありたいし、そういう人と一緒に仕事をしたいと思っています。あとは、ポジティブな人の方が良いですね。僕自身がすごくポジティブということもあるんですけど(笑)「本当にこれができるんだろうか」と思うような案件にチャレンジする時ほど燃えますね。そういう時はすごいラッキーって思います。この業務に自分が詰まるということは、経験のないことであり、自分が成長するタイミングなんだなと自然に思うので。

今後の展望を教えてください。

会社、部署として、もっとスケールの大きい仕事をしていきたいですね。組織や社会など広い目でみたときに、よりインパクトのある仕事をしていきたいなと思っています!

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